建設業は、20年の投資減少で衰退しており、特に地方では高齢化が進んでいます。一方で、温暖化に伴う災害の増加や高度経済成長期に建設されたインフラの老朽化に伴い、建設業に求められる作業は増加しています。
これが続けば、地方の建設業は危険な状態になると考えられます。多くの学生は首都圏の仕事を選ぶため、地方の建設業では専門性の低い人材の採用が増えています。しかし、その育成方法は企業ごとにばらつきがあり、改善の兆しは見られません。
そこで私たちは、地域社会インフラ整備担い手育成リスキルプログラムを提案します。このプログラムでは、大学を中心に、建設技術者の基礎と応用技術を学んでいきます。基礎技術を学ぶだけでなく、フィールド実習、論文執筆やデータ分析のトレーニング、先端技術の研修などを行います。