様々な業界で人材不足が懸念されている中で、建設業界においても人材不足は大きな課題です。新規入職者の減少、技術者の高齢化に加え、人材の首都圏流出により、地域の建設企業は極めて厳しい状況にあります。
一方、災害の多発・激甚化への対応、老朽化対策など、インフラの保守や維持管理へのニーズは増大しています。特に新潟県は、面積も広く、全国有数のインフラ保有県であることから、建設業界が果たすべき役割は大きく、重要な産業の1つです。
本プログラムは、建設業界の指定学科を卒業していない若手技術者や、他産業からの中途採用者等を主な対象として、建設業界で必要な基本的知識や現場で役立つ先端技術等を学ぶ、社会人向けのリスキルプログラムです。具体的には、新潟大学工学部・社会基盤工学プログラムで開講している授業科目と質的・量的に概ね同等の内容をオンデマンド形式で配信するとともに、外部講師による先端技術・最新技術の紹介や、実際の現場での実習を行います。
そして、本プログラムを通じて、即戦力人材を育成し、県内建設業の安定的な維持につなげます。